2008年01月31日

ウェブ機能利用の市場調査とウィルコムのコンテンツ

あるかでぃあさんのバリ5ケータイの市場調査が大事と書かれていた。そこで最近見付けた面白いデータを紹介するのな。実際にケータイのウェブ機能はどの様に使われているのかという奴ね。ドコモとか、auとかもそうなんだけど、例えば着うたフルダウンロード、1000万曲突破とか、iモードユーザ5000万人突破とか。ダブル定額1000万契約突破とか、景気の良い話はすんのよ。でも、実際にどの程度のユーザがどう使ってるのかとか細かい話は実はあんまりされない。俺は色々調べてるのだけど、この系統のデータが全然見付からない。

でも、先日の夏野氏の講演では珍しく、携帯事業者側の人から、そういう話が出ていて、音楽ダウンロードはあれほど、auが喧伝しているけど、実際の利用率は10パーセント程度で、テレビ電話の8パーセントとあまり変わらない事が言われていた。写メなんかも全ユーザの平均で一ユーザ当たり月2通。平均で月2通と言われているけど、全体の何パーセントのユーザが利用しているかという利用率になったら、半分近いユーザは使ってないという数値が出るかもしれない。でも、ま、こういうのはほとんど表に出てこない。音楽ダウンロードなんか使われてる機能みたいに思われてるけど、あれは単価が高い(データ量が大きく、1ダウンロードでそこそこお金が取れる)から宣伝されてる。利用者が少なくても、儲かる。

そんで見付けたデータなんだけど、株式会社インフォプラントというところが、インターネットで調査した、ケータイコンテンツに関する利用調査と、日経リサーチがこれもインターネットを利用して調査した、 携帯電話のインターネット利用用途ってやつ。前者が2006年の4月調査、後者が2007年の11月調査。前者は年齢の偏りが少ない、10代から50才以上まで5つの区分があって、それぞれ200人づつで1000人。だけど、後者はケータイからのネット利用者1600人ほどの内、10-20代は600人ほどだけど、30-40代は800人ほどとアンケート対象の年齢層が高め。これは日経の関連会社の調査だからかなと。前者は男女比が半々なんだけど、男女比も後者のバランスは悪いかと思う。多分。職業とかもそうかもしんない。後者の方は偏りがある可能性が高いかなと。

さてこの調査の何が面白いのかというと、前者が一ヶ月に一回以上利用するコンテンツのジャンルはなんですかという質問、後者が過去一ヶ月以内にケータイで利用したサイトのジャンルはなんですか?という質問をしている事。

これはケータイ業者が隠しに隠してるやつね。オンラインバンキングとか酷いもん。前者のアンケートだと、月に一回利用している人間、公式コンテンツを月一回利用するという1000人中の620人の3.7パーセント。そりゃウィルコムでオンラインバンキング使えないわって話じゃない?こんなにユーザ、少ないんだもん。1000人中で考えると2パーセント台だわな。後者のアンケートだと10パーセントほどあるけど。アンケート対象に偏りがあるからかも。30代サラリーマンとかが多いと、オンラインバンキングは増えるだろう。

偏りの無い前者アンケートを元にすると、オンラインバンキングより、証券とカードというジャンルの方が多い。8.5パーセント。ウィルコムでもだから、使えるのかもね。

そんで結論から言うと普段使われているやつは着うた以外、ウィルコムでもコンテンツとして、基本的に全部ある。ニュース、天気情報、着信音待ち受け画像ダウンロード、ゲーム(はちょっと弱いか)、乗り換え案内とかね。着うたにしても、公式コンテンツでの利用率、22.4パーセントだけど、さっきも書いた様に1000人中の公式コンテンツを月一回以上利用する620人中だしね。これを1000人中で考えると100人ちょいだもん。

この中でも細かく調べると色々わかるけどね。新聞ニュースと着信音ダウンロードは前者が17.3パーセント、後者が30.6パーセントだけど、頻繁に利用するのはどっち?ってなったら、前者の方が多いだろう。これは書いてないけど、調べたらそうなるんじゃないかなと思う。毎日ニュース見る奴の方が、毎日着信音をダウンロードする奴より多いはず。各数値はライトからヘビーユーザまで入れて、全体の二割が月に一度以上利用だからね。週に一度以上利用するもの?で聞いたら、別の数字が出るだろう。オンラインバンキングなんか0に近くなるだろうし。新聞ニュースと着信音はさっき書いたみたいに逆転するだろう。

職業別でも偏りが出るだろう。日経リサーチ調べのニュースと乗換案内の利用数値がインフォプラントのに比べて、妙に高いのはそういう事だろう。男性サラリーマンが多いって事。

着信音ダウンロードやニュース、オンラインバンキングにしてもそうだけど、利用した事ありますか?で聞くと、当然、もっと高い数値が出る。そんでほとんどのアンケートはそちらしか書かれていない。でも日常的に利用してるかどうか?ってのになるとこういう風になる。このデータは非常に面白いので両方ともよく見ておくと良いと思うのな。この手のデータはほとんど無い。ずっと前から、携帯電話会社によって、ケータイの色々な機能の実利用率が示されない事から、実利用率は相当低いはずと睨んでいて、そのデータを見たかったんだけど、先日やっと見付けた。

ウィルコムの端末やコンテンツは普段よく使う機能は一通り十分揃ってる。多くはないけど、必要な十分でよく言われてるほど悪くはないよ。というか、ちゃんと使えるのだが、悪くいう人はどんな使い方してるのか?と思わないでもないのな。携帯電話も含めて、ケータイコンテンツを使った事の無い人間が言ってる部分もあるんじゃないかなと思うけどね。

こういう細かい製品が実際にはどう使われているかというデータをウィルコムに調べてもらって、公開して欲しいね。ウェブ以外にもカメラなどなど、さまざまな機能の利用頻度とかね。うちの製品は必要十分ですという結果になると思う。そういうのが出されれば、機能が少ないとかコンテンツが少ないとか、少なくともマニアの間では言われ難くなると思う。

posted by DDIポケットの研究。 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(1) | ウィルコム端末向けコンテンツ
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